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生木の丸太を楔(くさび)で割り、一枚板を鑿(ノミ)でくり抜く古来の方法にて「我谷盆」を発祥の地、石川県にて製作しております。

我谷盆(わがたぼん)とは石川県加賀市の旧我谷村で作られていた栗の木のお盆です。古くより林業の盛んなこの地には、水に強い栗の木で屋根板の材であるへぎ板を作るこば剥ぎ職人が多く住み、雪深い冬の間の手仕事として端材を用い盆や椀などを作っていました。

ダム建設で村は水没し、瓦屋根の普及等により作り手は途絶え、いつしか「幻のお盆」と呼ばれるようになりました。

丸太を割って板にするという素朴な製法により、同じ寸法の盆は二つとないと言われています。一枚板をくり抜き、丸ノミで刻んだ見込みの平行線が木目を浮き上がらせる自然の装飾美が特色であり、タンニンを多く含む栗の木の色の経年変化からも自然美が感じられます。

昨今の我谷盆ブームで様々な品が出回っていますが、製材板から作る画一的なモノではない昔ながらの手仕事による我谷盆を遠方の方々へもお届けできたならとの思いからショップを開設いたしました。

製作工程のほとんどが手仕事によるため大量生産しておらず作品掲載は不定期になります。作品へのご質問、オーダーご希望の方はCONTACTよりお問い合わせ下さい。

海外発送は承っておりません。
baseへの支払い決済につき領収書の発行は致しておりません。